道を嗜む

文芸俱楽部たしなみ

道を嗜む

 

先日、以前より興味があった香道を体験してきました。

日本の伝統芸能の三道と言われる“茶道、華道、香道”の一つでもあります。

茶道や華道は聞いたことがあっても、香道は聞いたことがないという方も多いと思います。

 

香道は、日本の伝統的な芸道の一つで、香木を焚き、その香りを鑑賞することを主とします。

組香(くみこう)と呼ばれる、いくつかの香りを順に焚き、その香りを比較・鑑賞する形式が一般的だそうです。

 

 

今回の香道体験では、まず先生から香道の歴史や作法について丁寧な説明を受けました。

香道がどのようにして生まれ、発展してきたのか、また、どのような精神性を持っているのかを知ることができました。

 

その後、先生が実際に香木を香炉に準備し、香りを聞く体験

香炉を温める時間、立ち上る香りに集中する時間、心が落ち着くのを感じました。

 

また先生が香りの名前や暦、和歌のお話をしてくださり、より深く香りの世界を感じることができました。

 

単に良い香りを嗅ぐだけでなく、作法、精神性、歴史、文学など、様々な要素が組み合わさった奥深い世界であり、自己と向き合い、内面を豊かにするための心の道であると感じすっかり魅了されました。

さらに体験後のお茶と菓子にも大満足でした。

 

 

今回の香道体験は、日常を忘れ、心静かに香りと向き合う特別な時間となりました。

香りの奥深さ美しさに触れるだけでなく、自己の内面を見つめ直す良い機会となり

今後も、香道を通して、感性を磨き、心の豊かさを追求していきたいと思います。

貴重な体験をありがとうございました。