まずは自分の髪を好きになる

今回は「文芸俱楽部 たしなみ」から

伝統工芸品「つげ櫛」について

ご紹介いたします。

 

 

「つげ櫛」のお話の前に

まずは髪の毛について

 

 

「髪は女の命」なんて言葉を

一度や二度、聞いたことがある方も多いはず…

 

 

では

なぜ「髪は女の命」と言われるようになったか

ご存知でしょうか。

 

 

いろんな諸説がありますが

そこには男性の本能が

大きく関わっていると言われています。

 

 

黒く長くツヤのある髪は

美人の象徴とも言われ

キレイな髪ということは

心身ともに健康で

この女性となら

良い遺伝子(子孫)を残せると

本能的に嗅ぎとっていたそうなんです。

 

 

また、髪が綺麗ということは

よくお手入れをしていて

私生活が整っているという

想像ができたからもあるそうです。

 

 

髪を見れば

「どんな人なのか」

「どんな生活をしているのか」

見えてきて

それによっても素敵な男性に選ばれるかどうか

決まってくるので「髪は女の命」ということに

なるそうです。

 

 

髪の毛は顔に一番近く

目につきやすく

「髪をきれいにまとめている」

「髪の毛にツヤがある」だけで

その人は清潔に見えるものです。

反対にボサボサでは

清潔とは言えません。

 

 

そして、お手入れを

毎日しているということが

「その人の普段の生活が整っている」

ことを連想させます。

日々、手を抜かずにお手入れをしていなければ

うるつやな髪は手に入りません。

 

 

そういった裏のところまで

見えてしまうのが髪の毛なのです。

 

 

また、男性だけに限らず

女性からみてもキレイな髪は好印象です。

 

 

キレイな髪にしたいけど

「でも私はくせ毛だから…」

「まとまらないから…」と

諦めがちな方も多いのではないでしょうか。

 

 

まずは自分の髪を好きになる

意識が変われば人はいつでも

変わることができます。

 

 

ちなみに私も髪質改善中です。

20年ほど続けてきた縮毛矯正をやめ

くせ毛を活かしたナチュラルスタイルにするため

日々、試行錯誤しています。

 

 

まずは自分の髪を好きになる

 

 

ヘアサロンのようなお手入れできてないけど

セルフケアで私が愛用しているのが

「京都四条 十三や」

つげ櫛

 

 

つげ櫛とは…

「本つげ」を用いた櫛のことで

日本に古くから伝わる伝統工芸品のひとつです。

 

扱いにくそうに思われるかもしれませんが

実は普段使いしやすい

つげ櫛の魅力や使い方、

お手入れ方法をご紹介します。

 

つげ櫛は

静電気が起きにくいため髪に優しく

絡まりや枝毛・切れ毛を防ぐ効果があります。

また、椿油で手入れのされたつげ櫛は

綺麗で丈夫な状態を保ち、

髪にもツヤと潤いを与えてくれます。

 

 

つげ櫛の歯先の当たりが地肌に優しく

頭皮のマッサージ効果から

血行促進も期待できます。

 

 

お手入れは椿油を

コットンに染み込ませ

本体部分や歯を優しく拭いていきます。

歯の間は歯ブラシなどで汚れを落とすようにし

仕上げに椿油を拭き取り完了。

 

 

手や地肌に馴染む感覚は使ってこそ

体感していただけます。

 

 

お気に入りのヘアケア商品を見つけて

そして、自分の髪を好きになることが

美髪への一歩です。

 

 

余談

 

 

先日行った、細見美術館で開催されている

澤乃井櫛かんざし美術館所蔵

ときめきの髪飾り―おしゃれアイテムの技と美―

 

 

江戸時代の櫛や

さまざまな髪型の模型

筥迫(化粧ポーチ)

紅板(リップパレット)

など

日本工芸の技や粋が

凝縮された作品が

展示されています。

 

 

ご興味ありましたらぜひ。